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今、知ってしておきたい 注目のアンチエイジング成分10 <後編>

前編に続き、これから耳にすることが増えそうな、10種類の話題のアンチエイジング成分のお話です。後編では、ユズセラミド、α-アルブチン、APPS、サンザシエキス、そしてアーチチョーク葉エキスをご紹介します。

6. ユズセラミド(ユズ果実エキス) 植物性セラミドのなかで「もっともヒト型セラミドにとても近い働きをする」ことで注目されている成分です。表皮にある細胞間脂質のセラミドは、水分保持機能によって肌のバリア機能を整えて、トラブルを予防・改善する役目を担っています。 ユズセラミドは

  • 肌表面に長く留まり、角質をうるおす

  • 肌細胞に深く浸透してバリア機能を高め、乾燥や外部の刺激からお肌を守る

  • お肌の内部でのコラーゲン生成を助ける

お肌の衰えやトラブルをしっかり防ぎ、加齢によって減少するコラーゲンを補ってくれるアンチエイジング成分なのです。 7. α-アルブチン 美白に加えて、アンチエイジング効果と肌への負担の少なさから、α-アルブチン配合の基礎化粧品は今、増えてきています。美容皮膚科で処方されるハイドロキノンは、美白効果は強力なのですが、同時にお肌への刺激も強いことが難点でした。そこで天然由来の成分や糖を結合させ、お肌に穏やかに作用するように精製されたものがα-アルブチンです。 加齢や日焼けによるシミは、そもそもお肌が組織を守るためにメラニンを生成してできます。α-アルブチンはメラニン生成を促す酵素チロシナーゼにダイレクトに働き、メラニンの生成を抑制します。また、次項のAPPSとの相性がよく、より高い美白効果が期待できます。 8. APPS(アプレシエ) 昭和電工が開発したビタミンC誘導体で、従来のビタミンC誘導体の100倍といわれるお肌への浸透性の高さから注目されている成分です。ビタミンCには抗酸化作用、美白作用に優れていますが、もろく壊れやすいため化粧品にそのまま配合しても効果がありません。そこで、使用するまでビタミンCの作用が持続するように安定化させたり、浸透性をよくしたのがビタミンC誘導体です。 昭和電工の実験データでは以下の効果が確認されています。

  • しわの予防と改善

  • 肌細胞のアンチエイジング

  • コラーゲン合成の促進

9. サンザシエキス サンザシ(山査子)は漢方では消化促進・健胃の生薬として、欧米では心臓や血液循環をよくするハーブとして用いられてきました。ビタミン・ミネラルとともに、抗酸化作用の高いポリフェノール類が豊富含まれていることからアンチエイジング、美白、保湿を目的とした基礎化粧品によく配合される成分です。

  • 血流促進によってお肌のターンオーバーを促進

  • 活性酸素除去によるアンチエイジング効果

  • 収斂作用、美白・美髪効果

  • ホルモンバランス・自律神経の安定

10. アーチチョーク葉エキス 成分表示名は「アーチチョーク」ですが、おなじみの西洋野菜アーティチョークの葉から抽出されるエキスです。抗酸化作用のあるフラボノイド類が含まれていることに加え、美白効果から基礎化粧品に用いられます。アーティチョークの有用性は「白くする」ではありません。「黒くしない」で「肌質を衰えさせない」という従来の美白成分とは異なる美肌・アンチエイジング機能が注目されています。 紫外線を浴びるとお肌の細胞で活性化するNF-κBがメラニンを生成するメラノサイトを増殖させたり、肌に炎症を引き起こすことで、シミ(色素沈着)や角質肥厚、弾力の低下につながります。アーティチョークの主成分、シナロピクリンが、NF-κBの働きに歯止めをかけ、お肌の光老化を予防・改善することが一丸ファルコスの研究開発で明らかにされました。

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