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今、知ってしておきたい 注目のアンチエイジング成分10 <前編>

基礎化粧品やスキンケア、ヘアケア商品に配合される美容成分ってたくさんあります。これから耳にすることが増えそうな、10種類の話題の成分についてご紹介します。

1. ヒアルロン酸 保湿成分として代表的な存在ですが、従来「分子が大きくて肌に浸透しな い」といわれていました。現在では分子量が小さい、イオン化されているなど、機能が異なる4種類のヒアルロン酸があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。 ちなみに、ヒアルロン酸と違い、外から吸収されないコラーゲンは内側から補うしかありません。この点からも保湿ケアを考えるなら、ヒアルロン酸の一択です。 2. フムスエキス(フルボ酸エキス) 太古の海に堆積した魚介類や海藻類などの遺骸が、長い年月をかけて微生物により発酵、分解してできた海洋性完熟土という天然の成分から抽出されたエキスです。お肌にいい酵素・ビタミンB群・アミノ酸・ミネラルを豊富に含まれますが、なかでも注目の成分はフルボ酸です。

  • カリクレイン5というタンパク質分解酵素の働きでお肌のターンオーバ ーを促進

  • 角質層で天然保湿因子(NMF)として働く保湿効果

  • 重金属などの有害物質を吸着して排出を促すデトックス効果

  • 肌細胞を老化させる活性酸素を還元する抗酸化作用(シミ・しわの生成を抑制)

2015年に、コーセーの研究によるフムスエキスのスキンケア効果が発表されています。 3. ナツメ果実エキス(タイソウエキス) おせち料理や中華料理、また参鶏湯にも入っているナツメは「一日7粒のナツメは医者いらず」「一日3粒ナツメを食べると老けない」と中国で言われ、美容効果やホルモンバランスや自律神経を安定させる女性にうれしいスーパーフルーツ。漢方薬としても用いられます。

  • 保湿作用

  • 収れん作用

  • 皮膚細胞活性作用

  • 脂肪を分解する消化酵素リパーゼを活性化する代謝促進作用

があり、基礎化粧品のほかスリミング剤にも用いられる成分です。また、2013年には資生堂が「まつげの成長を早める」という研究結果を発表しています。 4. リンゴ果実培養細胞エキス(フィトセルテックマルスドメスティカ) 「奇跡のリンゴ」と呼ばれるスイスの希少品種ウトビラー・スパトラウバーは果実の長期保存が可能で「4か月腐らない」といわれます。人工培養したこのリンゴの幹細胞から得られるエキスが今、注目を集めるフィトセルテックマルスドメスティカ。スイス・ミベールAGバイオケミストリー社での治験の結果、シワの深さの減少効果や肌質の改善効果が実証されま した。 リンゴ幹細胞由来の成分には、おもに次の効果が認められています。

  • 肌細胞の寿命の延命

  • 紫外線ダメージからの保護

  • 老化抑制遺伝子の活性化

  • 毛胞細胞の老化抑制

5. ハイビスカス葉エキス(ブッソウゲ葉エキス) 現地で「アカバナ」と呼ばれる沖縄在来種ハイビスカスは、かつて沖縄女性がヘアケアに愛用してきました。現在でも高コレステロールや動脈硬化の予防、老化予防になるいわれ食用にされます。 沖縄県農業研究センターの実証データによると、沖縄産ハイビスカスの葉から抽出されたエキス(ブッソウゲ葉エキス )には、ヒアルロン酸やグリセリンより高い保湿力が認められました。それだけではありません。

  • 活性酸素の還元除去力

  • シミの元になるメラニン色素生成を抑える働き(美白力)

  • 表皮細胞のターンオーバーの促進作用

これらにも優れています。また、沖縄産ハイビスカスはハワイ産ハイビスカスに比べて有用成分が多く含まれています。強風や強日射、乾燥などの環境ストレスが高い含有量を生み出していると考えられています。

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